つらい腰痛!原因は人それぞれ異なります【国分寺駅前整骨院】

投稿日: #健康コラム

年齢が上がるにつれて、腰の痛みに悩まされる人が増加する傾向にあります。そんな腰痛ですが様々な種類があるため、人それぞれ症状は異なります。

まず、1つ目は脊柱の歪みです。
脊椎は様々な動作に対して無理なく動ける構造になっていますが、その一方で歪みが生じやすい部位でもあります。
支柱である脊椎が歪むと身体はバランスを保持できなくなり、結果腰の痛みを引き起こす原因となります。
身体のバランスが崩れた状態で様々な動きを行うと、筋肉の強張りや疲れを引き起こします。日本人は猫背の人が多く、背中を丸めた期間が長くなると、脊椎に負担が掛かりやすく慢性的な腰の痛みを抱えるリスクが高まります。

2つ目は腰椎椎間板ヘルニアです。腰椎に生じる腰椎椎間板ヘルニアは、20~40代に多い腰の痛みの原因です。脊柱を構成する椎骨と椎骨の間にある椎間板は、クッションの役割を果たし腰が滑らかに動けるよう補助しています。そんな椎間板の一部が膨らんだり、ゼリー状の部分が飛び出したりしている症状が椎間板ヘルニアです。自覚症状がない方も居ますが、人によっては痛みや痺れといった症状が出ることもあります。こんな腰椎椎間板ヘルニアは、座り仕事などで長い時間同じ姿勢で居ると発症しやすいとされています。

3つ目は腰部脊柱管狭窄症です。腰部脊柱管狭窄症は中高年に多く見られる症状です。この症状は、元々狭い状態の脊柱管が更に狭くなることで発症すると考えられています。腰部脊柱管狭窄症の症状で多く見られるのが、腰の痛みや脚の痺れです。悪化すると、排尿・排便時に障害が出てくる場合もあります。腰部脊柱管狭窄症は腰を反らすと症状が出やすくなるため、前かがみの姿勢を取るように心がけます。

4つ目は腰椎分離症です。腰椎分離症は若い年代に起こりやすいとされています。この症状の原因のひとつに、激しいスポーツが挙げられます。中でも、10代の頃から激しいスポーツを繰り返して行うことで、椎間関節部分に疲労骨折を生じることがあります。スポーツをする時間が長い選手だと、3~4割の人が腰椎分離症を抱えていると言われています。

腰の痛みの治療を整形外科で行う場合、症状が出ると原因に応じて適切な治療を行っていきます。治療方法としては薬物療法が主になります。内服タイプの薬だけでなく、塗り薬や貼付薬もあります。症状がひどい場合には、神経ブロック療法を選択する場合もあります。しかし、根本的な原因を取り除いてはいないため、腰痛が再発する可能性があります。