産後の関節痛はホルモンの影響?【国分寺駅前整骨院】

投稿日: #健康コラム

産後、つらい関節痛にお悩みの方も少なくありません。これは、妊娠中に分泌されるホルモンの一つであるリラキシンが原因であると考えられています。
子宮弛緩因子とも呼ばれるリラキシンは、分子量が約6000にも及ぶペプチドホルモンの一種です。主に卵巣や子宮、胎盤などから分泌されており、骨盤の関節を作る結合組織や靭帯を緩める働きがあります。このホルモンの作用で、妊娠初期から緩んだ関節を支えようとしてつらい関節痛に悩まされてしまうのです。
女性ホルモンが骨盤に及ぼす影響は大きく、エストロゲンやプロゲステロンのみならずリラキシンにおいても産後数ヶ月にわたりホルモンの作用が続くと言われています。
リラキシンが骨盤を緩める作用は、出産をスムーズにさせるためだと考えられています。ですが、産後も自然に骨盤が戻らない状態になっていたり骨盤が歪んだ状態になってしまっている場合には注意が必要です。そのままの状態で放置してしまうと骨盤が開いたままの状態で固まってしまうこともあります。

つらい関節痛に悩まされないためには、正しい方法で骨盤を矯正することが大切です。骨盤を矯正すると関節痛に悩まされることがないだけでなく、スタイルが良くなるなどのメリットもあります。
普通出産の方は、1ヶ月ほど経過したら正しい方法で骨盤を矯正することをおすすめします。帝王切開であれば産後2ヶ月頃を目安にして骨盤矯正を行うといいでしょう。産後は身体が大変デリケートになっており母体も疲れやすくなっています。出産後数ヶ月経過してからゆっくりと、骨盤矯正を行うとストレスになりません。出産後半年までであれば、ホルモンの影響により骨盤の歪みを改善しやすくなっています。

治療院などで、専門家に骨盤矯正を行ってもらうのが安心安全な方法です。しかし、行く時間が取れないという方は骨盤ベルトを使用するのがおすすめです。産後の骨盤の歪み改善に適したアイテムとなっており、効率よく身体の歪みを整えることができます。治療院で骨盤矯正を行いつつ骨盤ベルトを使用してケアを行えば、より高い効果が得られます。
また、骨盤の緊張をほぐして筋肉や関節を十分に緩めてあげるエクササイズも効果を期待できるでしょう。骨盤周辺の筋肉や関節を動かしてストレッチを行う他にも骨盤の歪みを調整するエクササイズなども効果的です。身体の歪みを整えるエクササイズは、産後2ヶ月くらいから始めることができるので、一度試してみてはいかがでしょうか。